metanarrative
Meaning
大きな物語、包括的な物語。社会や文化全体を説明するような、広範で普遍的な枠組みとなる物語。
Structure
Usage
The novel challenges the metanarrative of progress that dominates modern society.
その小説は、現代社会を支配する進歩という大きな物語に挑戦している。
Postmodern thinkers often criticize the grand metanarratives of history and science.
ポストモダンの思想家たちは、歴史や科学の大きな物語をしばしば批判する。
In his lecture, he explained how the metanarrative of nationalism shaped the country's identity.
彼の講義では、ナショナリズムという大きな物語がその国のアイデンティティを形成したかが説明された。
Etymology
「meta-」はギリシャ語で「~の後に」「~を超えて」を意味し、「narrative」はラテン語の「narrare」(語る)に由来する。英語では20世紀半ばに「narrative」が広く使われるようになり、それに「meta-」が付いて「物語を超えた物語」という概念が形成された。
Analysis
「metanarrative」は、個々の物語を包括する高次の物語を指す。哲学者ジャン=フランソワ・リオタールが『ポストモダンの条件』(1979年)で用いて広まった。リオタールは、近代社会を支えてきた「進歩」「理性」「解放」などの大きな物語を「メタナラティブ」と呼び、ポストモダンではそのような包括的物語が崩壊したと論じた。現代では、特定のイデオロギーや世界観を支える大きな枠組みの物語を指すことが多い。